エコアクション21は、環境省が策定した日本独自の環境マネジメントシステム(EMS)です。一般に「PDCAサイクル」と呼ばれるパフォーマンスを継続的に改善する手法を基礎として、組織や事業者等が環境への取り組みを自主的に行うための方法を定めています。エコアクション21は、あらゆる事業者が効果的、効率的、継続的に環境に取り組んでいただけるよう工夫されています。
エコアクション21は、
環境省が策定したガイドラインに基づきエコアクション21に取り組む事業者を、第三者機関である中央事務局が認証・登録する制度が「エコアクション21認証・登録制度」です。事業者は、エコアクション21の取り組みを行い、最寄りの地域事務局に申込をします。地域事務局から審査員が派遣され審査を行い、その結果が判定委員会で「ガイドラインに適合」していると認められると、認証を取得することができます。
事業者の規模にもよりますが、従業員30人の場合、毎年の審査費用が10万円、2年間の認証・登録料が10万円となります。
エコアクション21の審査は、単にできている、できていないを確認する審査ではなく、審査員が、事業者の環境への取り組みや環境経営システムの構築・運用状況を確認し、改善のための丁寧な指導・助言を行います。事業者の抱えている課題や問題点を一緒に解決していくことができます。
エコアクション21は、日本の環境政策における重要な施策のひとつとして、第5次環境基本計画、地球温暖化対策計画、環境配慮促進法、優良産廃処理業者認定制度、環境コミュニケーション大賞等、国の法律や制度等に位置づけられています。
現在、全国で約7,900事業者がエコアクション21に取り組み、認証・登録されています。製造業のほかにも、建設業、廃棄物処理業、サービス業など、様々な業種の事業者が取り組んでいます。また、全体の約90%が従業員100人以下の事業者で、まさに中小事業者に適した制度です。
エコアクション21に取り組むことは、以下のような効果(メリット)があります。
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